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「ま~る」(旧「NPO配りの会」)犯罪を経験した当事者と支援者でつくる自助グループ

ま~る(旧「配りの会」)は、刑務所出所者など犯罪を経験した当事者と、産業カウンセラー、家族相談士、精神保健福祉士、社会福祉士、弁護士などでつくる、自助グループ活動を行っているNPOです。2011年設立、刑務所から社会へ戻る方に寄り添う活動をしています。

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おしゃべり会10/16感想2

前回初めて遊びに来てくれた、あなさんが感想を書いてくださいました♡
また来てね(^-^) ゆうこりん

これは、この時取材された内容が放送されるというラジオ番組表です↓
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初めての、ま~る「おしゃべり会」感想文     byあな

6~7年に一度、それまでの人間関係いっさいから逃げて行方不明になりたくなる癖があります。10代の終わりに家出して農家の住込みアルバイトをした時や、20代の半ばの兄の死因を家族と牧師以外の誰にも言えなかった時等・・・。今から6~7年前にも大切な人たちから逃げて、そしてまた、この「ま~る」へのご縁をいただいたこの秋も、そんなタイミングでした。

友人・知人の中には刑務所にいた人が少なくないのですが、私自身にはその経験がありません。でも、罪を犯したことがないわけでもなく、信頼している人にしか話せないことがあり、過去の自分を葬るように新しい名前を使って、別人のように暮らしています。

そんな私なので、初参加の人も多く取材の人もいる中での、シャンプーさんの正直な話や、宝物を見るような目でシャンプーさんを見ながら語るトミーさんの姿や、出所したばかりという6番さんの笑顔や、それらを囲むみなさんの雰囲気は衝撃的で、神聖なものにさえ見えました・・・。

後からじわじわと効いてくるボディブローのように、あれから一週間後の今も、心の内側の壁に開いた「穴」は振るえ続け、崩れ続けています。

参加させていただきありがとうございました。 

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| 活動報告 | 08:02 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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その社会的位置づけについて

シャンプーさんが、こんな記事を書いてくださました!
ありがとうございます!ゆうこりん

彼から送られてきた写真(・・;)
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ま~るおしゃべり会
―その社会的位置づけについて―
           シャンプー

 おしゃべり会参加者の中には寮に帰るため、半分の時間でここを出る仮釈放中の方もいます。
 そして、ま~るの関係者が、社会復帰の手助けのために用意した就職先と、このおしゃべり会はセットで機能するようです。
 雇用者が担いきれない監督を、ま~るが担っています。
 最初は雇用者や関係者に、おしゃべり会に通うことを義務付けられているからかもしれませんが、それはま~るに「自助性」があるからです。
 できれば、自助グループという特性上、いやいやの義務参加は不要で、参加は義務でなく、権利でありたい。
いつでも行きたくなければ休めばいい。としたいです。

 しかし、関係者が、
「ま~るに通えば再び社会に適応できる。」
と信頼しているから雇用者・関係者はま〜るに通うことを求めるのです。

 刑務所の中にも、処遇部門と教育部門があります。
 これを独断と偏見で説明すると、処遇部門は、「応報刑」として刑罰を執行するもの。
 教育部門は「教育刑」として本人の改善更生を担当するのです。
 飴と鞭に例えれますが。
 こんな言い方をすれば、「鞭」の方である処遇部門が「俺達も奴らを矯正したいんだ。」
と、角が立ってきます。
さておき飴と鞭。所内では小競り合いをし続けているのが現場です。

 娑婆の世界に置き換えてみるとアメムチシステムは、「鞭」とは、就職して労働をすること。「飴」を担うのがま~るです。
 私は鞭を打って就職して、潰れていく前科者をたくさん見ていきました。
 生活のため、お金のため、自分に鞭を打って働いて、生活のために心がままならなくなる者をたくさん見てきました。

一例出します。
Aさんは長期刑務所を仮出所し、更生保護施設を経て就職しました。
介護の職につき、そこで知り合った母子家庭の女性と半同棲を続けていました。

Aさんは私に相談します。私はこれは相談ではなく、報告と思っているので私は聞き流すだけです。

「就職先が給料を払ってくれずに自分は電話が停められた。今も電話会社のブラックリストに乗り、電話は持てないが、彼の女が余っている電話を貸したくれた。」

「彼女が風俗で金を稼いで息子の学費を貯めていた。風俗で働くのはいけない。心が荒む。」

「彼女は俺の生活費を肩代わりしてくれたこともある。刑務所に入らなくって済んだのは彼女のお陰。今は預金通帳を彼女に預けている。」
などと、私に伝えけてきました。

 その彼、今は滞納した家賃を踏み倒して夜逃げしました。
 ここしばらくは連絡がありません。
 夜逃げをするようでは、社会復帰には至っていないと思います。

 さて、こうならないためにどうすればいいのか。
 
 1つの答えが「ま~る」のおしゃべり会です。
 刑務所経験のない新入社会人なら、上司や先輩に酒の席で相談すれば済みます。
 刑務所出所者が抱える問題は、本人にしか解りえません。
 保護観察所より、保護司より、協力雇用主より親身になれます。
 社会に足がつくまで、ここでリハビリしていけばいいのです。
 リハビリもままならなく、潰れるものも確かにいます。
 しかし、おしゃべり会には。立ち直り、社会生活を営む刑務所経験者に会うことができます。

 その背中を見ることができるのが出所者の希望です。
みな、ここに通うのは成長過程にある方々だけです。
初めての方は気負うことはないです。
 ま〜るは自助グループです。
 常に新しく繋がる参加者をお待ちしています。

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| 「ま~る」について | 15:55 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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おしゃべり会10/16感想

   ま~るおしゃべり会 
                  シャンプー

 今日のおしゃべり会は大入りでした。
シオさん、トミーさん、ひろちゃん、バスクリン、トモくん、あなさん、たかちゃん、ろくばん、じゅんじゅん、シャンプー、ライダー、よっちゃん、と、12名の参加。
 ゆうこりんがいないのも、とても珍しいことでした。
 
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 また、TBSラジオの取材の方がいて、やっぱり緊張してしまいました。
 本名を名乗らなくって済む会だからその場に留まれたけど、出所者は報道による被害を経験しているから、そのへん過敏になります。マイクや記者の前では言葉を選びます。

 仮出所をしたばかりの寮に住む出所者に付き添って、早めに帰宅しなければならない人もいます。

 そして、新しく参加した方が多かったので自己紹介を念入りにしました。
今日のプログラムは、二人組になっての自己紹介です。
互いの紹介が終わり、理解が進んだところでそのパートナーが全員に向かって本人についての理解したことを紹介します。お馴染みの「他個紹介」です。
①好きな食べ物
②好きな音楽
③好きな時間
④好きな人
⑤今後やってみたいこと

 自己紹介のついでの、初参加のろくばんの最初に食べたものの話が良かったです。
ホッケと、豆腐の四つ角。
「角が立たない生活をするため、豆腐の4つの角を箸で摘んで食べる。」
というゲン担ぎ。
 思えば私も、最初に食べたのはマクドナルドのチキンナゲット。その次がミニストップのソフトクリーム。
この出所後の初甘シャリ(刑務所経験者はスウィーツを甘シャリという)は、ゲンを担いでいました。
文通を通して支えてくれた人が、出所直前に差入れてくれたマックカードとクオカード。それを使っての初甘シャリです。
それは、この人の恩を記憶に焼き付けるという行為でもあります。
 この気持をわかるのも出所者で、悪いお友達の場合は、リムジンで乗り付けて、後部座席には「酒池肉林」を即用意してくれるのも、よくある話です。

 今回は初参加の人が多くて、その人たちに多く話してもらいたかったのですが、なんか、大人数の初対面で馴れておらず最初からは話せません。

 そんな状況から白羽の矢が立ち、私が長い時間モノローグをしました。
過去を振り返り、言語化して人に伝えるのは常に緊張します。
話すたびに、さらに細かな情景が思い出され、困惑と理解を繰り返します。
聞いていた人たちも、以前と異なる話し方になっていることを感じています。

 私は、聞く人を選ぶし、だれにでも話せる話ではないけど、話すことで自分の過去の失敗を認識します。それを未来に活かすのが課題なのです。

 次回は、新しく来た人の話をもっと聞きたいです。
あなさん、ろくばん、よっちゃん、たかさん、しーちゃん、Rinkoさん。
またの参加をお待ちしています。

 ラジオでま~るの参加者の方々が声をあげ、それを聞いた人達ががどのような変化をもたらし、行動するかわからないけど、なるようになる、そう思っています。

 懐深く、生きます。

| 活動報告 | 08:46 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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シャンプー取材を受ける

ま~る課外授業報告
シャンプー

福祉系業界の学生の友達より白羽の矢が立ち、シャンプーはカフェで女子大生とお茶をしつつ人生語りました。 人生というか、半生ですね。ついでにま~るのブログヘの掲載文をお願いしたら、すぐに書いてくれました。

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ともさんが描いたシャンプーの似顔絵!うわーそっくりだーーー(・・;)

今回、大学の社会学の授業でのインタビュー課題に、シャンプーさんに協力していただきました。

テーマは'人生について'という曖昧なもので、先生に「できるだけ自分達とは異なる環境の人達にインタビューするように」と言われたこともあり、誰にインタビューしたらよいのか悩みました。

そこで、友人に相談したところ、シャンプーさんのことを教えていただきました。グループのメンバーに伝えたところ、お願いしてみようということになり、連絡を取らせていただくところから始まりした。

会ったことのない人と連絡を取るだけでなく、インタビューのお願いまでするということでとても緊張しました。

今までこういった経験はなく、周りに相談しつつも、完全に手探り状態でした。

シャンプーさんのご協力のおかげで想像よりも早くにインタビューをさせていただけることとなり、とてもありがたかったです。

実際にインタビューをさせていただいて、ありきたりな表現ではありますが、想像を絶する内容のお話を聞くことができ、また、話を聞いたことによって、'人との出会い'というのは、その一つ一つが人生において大きな出来事なのだなと感じました。

例えていうならば、出会いや経験一つ一つが歯車となって自分という一つの機械を動かしているという感じでしょうか。厄介なことに、その歯車が加わることによる変化で、自分に良い結果が起こるのか、悪い結果が起こるのかは、結果が起こるまでわからない、そんな歯車だと思いました。

自分に対しても、改めて考えてみると、今まで出会った人達から様々な影響を受けつつ生きているのだなと感じたりして、自分のこれまでやこれからについて、今一度しっかり考えてみようと思えるよいきっかけになりました。

そして、今回のインタビューも、一つの出会い、そして経験として自分の中の歯車の一つになるのだろうと思います。

最後に、 今回のインタビューを受けていただいたシャンプーさんには本当に感謝しています。ご協力ありがとうございました。

| 活動報告 | 11:55 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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おしゃべり会9/29感想

ま〜るプログラム
インナーチャイルドに合う。

シャンプー

 今回、初参加者2名を交えてのおしゃべり会。8名の参加でした。
 いつものように、近今日の気持ち、気分を伝える自己表現から始まります。

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 皆さん新たなことに取り組まれるようです。
 音楽をする。復学をする。資格を取る。拘禁制度改革を推進する。
 この、おしゃべり会に来なくなって久しい人達もそれぞれの道に進んでいます。

 身近な言葉でいうと、こんな感じです。
 もし私達が偶然にも出会うならそれは素晴しいこと。
 もし出会えなくてもそれもまたよし。

 シャンプーも刑務所にいた経験を活かして動き出しています。
 シャバに出てもう1年以上経過しているしね。

 また、近況の中であやさんが関わる収容者が
 「刑務所は人の履いたパンツを履かせられる。」
と、火を吹くほどに怒っていたようだけど、私も何度も履きましたよ。

 官物支給パンツ。略してカンパン。
 ずーっとカンパンでした。
 受刑直後は、すべてがユーズドです。
 人の履いたパンツ、シャツ、靴下。
 カンパンは、一年に盆と正月の2回、新品が支給されます。
 それがうっかり破れたら、誰かが履いて僅かに黄ばんだユーズドが支給されます。
 ローテーションのパンツ4枚をバージンのカンパンで揃えようとしたら2年はかかります。
 洗ってあるとはいえ、他人の履き古しを好んで履く人はいませんよね。忘れていました。
 
 私は、まだ獄中の癖が抜けず、便器の中まで雑巾一枚のみで素手で洗います。
 また、カフェでうつ伏せに落っことしたホットドッグを拾い食いしたら、店主に驚かれえました。
 「替えをお持ちします!」
って言われて、
「あ、シャバって、温かい。」
と思いました。
 そのカフェ、今では行きつけの憩いの場です。

 初参加の獄中者の支援をする、みどさん。なんか、共通の知り合いが多そうです。
 もう一人は悩める乙女のしーちゃん。 トモさんの音楽活動を通してのお友達。
 
 自己紹介のあとはま〜るのプログラム、インナーチャイルドに合う瞑想。
 ファシリテーターのひろこさんの誘導に従い、気持ちを過去の自分に合わせていく。

 過去のまだ幼い自分にどんな言葉をかけてあげるか……。
 課題に入って行けるか、過去の自分が現れるかは個人差が随分あったけど、集中力の問題かな?

 私は、過去の少年に会ってきました。
 ブロック塀に囲まれて夕暮れ色の原っぱ。
 その黄昏に会ってこういいました。
「私は、未来から来たあなたです。
将来はたくさんの困難や不幸に遭遇するけど、何も心配しなくていい。
生き抜くことができるし、その乗り越えてきた経験が役に立つから。
今日出会ったことは、全て忘れて家に帰りなさい。
家族が待っていなくたって、そこは家族が集まるための場所だから。」

 今の自分は、
「爺さんになった自分にも、同じことを言われたいな〜。」
と思いました。

 ゆうこりんやひろこさんも、しっかりと過去の自分に会えたようです。 ゆうこりんもその時の感想文を書いてくれています(よね?)。

 でも、今回のおしゃべり会で一番いい話をしてくれたのは初参加のしーちゃん。
 友達が少ないトモさんと出会い、知り合いが少ないおしゃべり会に来て、自分の話をしてくれたしーちゃん。
 シャンプーがトモさんと出会ったように、この場この時に大切な仲間に出会えたようです。

 過去の自分も、大切にして、暖かく愛してあげてください。
 それが強さに変わっていきますから!

 あ、今回は食べ物が少なかったけどケチャッさんがラスクを作って持ってきました。
 これって、カンパンですよね!?(オチ)

| 活動報告 | 09:43 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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