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「ま~る」(旧「NPO配りの会」)犯罪を経験した当事者と支援者でつくる自助グループ

ま~る(旧「配りの会」)は、刑務所出所者など犯罪を経験した当事者と、産業カウンセラー、家族相談士、精神保健福祉士、社会福祉士、弁護士などでつくる、自助グループ活動を行っているNPOです。2011年設立、刑務所から社会へ戻る方に寄り添う活動をしています。

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「ライファーズ」上映会in 鳥取 感想

前の記事の続きです・・・

2015年2月28日鳥取市「さざんか会館」にて、222人の方が見守る中「Lifersライファーズ 終身刑を超えて」の上映が始まりました。
ところで、なぜ私がマイクを握ることになったのかと言えば・・・

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川口映子さんがこのブログを見て「治療共同体(セラピューティックコミュニティ)アミティからのレポート-犯罪と薬物依存からの人間性回復」の冊子を買ってくださったことがきっかけで、私達は知り合いました。

小竹広子さん、イトケン、ゆうこりんが2年前に行った米国アリゾナ州ツーソンにある犯罪者更生施「アミティ」にも滞在され、そのお土産話を去年カフェで聞いてた時、彼女から「この感動を誰かに伝えたい。実はライファーズの上映会を地元の鳥取で考えてるんだ」と聞きました。
私は思わず「面白そう!司会したい!」と言ったら、その場で快諾してくださいました。私の願いが叶い、今思い出しても嬉しくて仕方ありません。

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刑務所を出た後に、再び罪を犯してしまう「再犯」が問題になっています。法務省が発表した犯罪白書によれば、犯罪者の中に占める再犯者の割合は増え続け、平成25年は、過去最高の46.7%、再犯をどう減らしていくのか対策が急がれています。
そんな中、官民協働刑務所「島根あさひ社会復帰促進センター」では、そこで行われている回復共同体プログラム(アミティプログラム)の修了者95名中、再入者は3人で、再入率は3.2%(2012年3月末時点)!過去4年間のA指標刑務所(犯罪傾向が進んでいない人が収容される)の平均では再入率11.36%だそうなので、ここの卒業生はずいぶんと再犯率が低いと言えそうです。

映画の中でも行われているアミティ・プログラムを、実際に日本の刑務所(島根あさひ)でニ年にわたり学び、その本質を深く理解している我らが次元も、鳥取の方々と対話するため同行することになりました。
壇上に上がったゲストのもう一人が、鳥取ダルクの代表の千坂さん。一緒に鳥取ダルクの面々が応援に来てくれて、マイク係や会場の片付けを手伝ってくださり助かりました。

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「再犯」の反対側にある「更生」。

刑務所から出てきた人が、仕事(役割を得て社会の中で行う活動のこと、就職だけでなく地域活動やボランティアも含む)や仲間を見つけ、生き甲斐を感じて暮すこと、安心して地域と共存し、刑務所の外に心地いい居場所を見つけること、それが私の考える「更生」です。
もし刑務所の外に上手に居場所を見つけられなかったら、今までいた刑務所の方を居場所のように感じてしまう人もいるかも。社会との繋がりが切れがちな出所者は、私たちが暮らしている社会に戻るのは想像以上に難しいようです → この出所者の手記「出所後の感じたこと」、リアルです、是非お読みください。
過酷な環境の中、人との繋がりがうまく持てないまま、その生きづらさから犯罪(や犯罪につながる行動)が生きるために必要だと考え始めてしまう(意識的にも無意識的にも)ことがあるなら・・・それが再犯の引き金にもなりうると私は考え始めています。

3年ほど、この「ま~る」で刑務所から出てきた人々と関わって思うのは・・・

まず、自分で「自分が犯罪に至るまの仕組み」に気付くことが、コツだな~と。依存症治療のための通院、自助ブループのプログラムやミーティングに参加、専門分野のカウンセリングを受けるなどといったところにたどり着けることを願います。そうそう、私達「ま~る」もおすすめです。
で、私たち地域に住む市民にも、一定の理解もツボだな~と。今まで元受刑者を怖がってたけど、向こうだって浦島太郎状態で「一般市民」を怖がってるんだもん!(森でばったり出会ってしまった人間を恐れる熊さんみたいでしょ?) 彼らが出てきた後人々とうまくつながれれば、日本の再犯を減らすことができると私は確信しています。

そういう意味では、次元が言う「先ずは知ってもらうこと」がこの日、実現できて嬉しいなあ。私も気がついていませんでしたが、きっと刑務所から出てきた人達が私のまわりには少なからず存在しているのでしょう。

川口映子さんは「今日来た人には、来てよかったと思ってもらえたらいいな、無料コーヒーでも飲んでほっこりしてもらって。それと、鳥取ダルクを応援している人がいると感じてくれたらいいなあ。」と言っていました。鳥取中の人がたくさん来て下さったし、川口映子さんのお友達の手作りのクッキーやパンは美味しかったし、そのバザーの収益金はダルクに寄付したそうなので、まあ、そういうことになったと思います!
今彼女がアンケートの集計をしてくれています。上映会にお越し下さった方がどんな感想をお持ちか楽しみです。(時間を押してしまったことのおしかりは拝読致しました。司会者として至らず、申し訳ありません。)

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この上映会の宣伝のためのサイトやブログはなく、チラシと口コミで鳥取中から、日本中から222人の人が映画を見に来てくださったと聞いています。会場を歩きながらマイクでも言いましたが、あの会場にいらしたのは、皆さんがどなたかの友達だというのは驚きです。
「ライファーズ」はなかなか普通に生活していては知ることのできないような人々のドキュメンタリーです。
それを真剣に最後まで見てくださった方々、また体験者の話を熱心に聞いてくださり、ご質問いただいた方々、本当にありがとうございました。
この上映会には、直接刑務所出所者や薬物依存からの回復者に直接関係ない方々が、本当にたくさん関わってくださったと聞いています。一口500円の協賛金にご協力いただいた方、本当にありがとうございました。
事前の会場の手配や交渉、当日のバザーや案内係、鳥取でたくさんのスタッフの方にお会いして感激しました。

夜は美味しいかに料理、次の日は美味しい海の幸や鳥取砂丘を案内していただき、夢のような二日間、宝石のような思い出になりました。ちなみに上映前に流れていたBGMのは音響担当の坂口慎太郎さんが作曲した「KAWAHARA」という曲。鳥取県の河原町からインスピレーションを得たそうです。
東京へ帰る日3月1日は記念すべき「鳥取砂丘コナン空港」の初日だったんですって!どおりでカメラがたくさんあったわけだ。



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じ・つ・は、今年か来年に、坂上香監督のキュメンタリー第二弾「トークバック 沈黙を破る女たち」を鳥取で上映します!!!アンケートに連絡先を書いてくださった方には案内をお送りしますので、是非また会場でお会いしましょう!

そして・・・今楽しみにしているのは・・・山根さんが撮ってた上映会の様子の写真。そのうち私に届くはず♪

「ライファーズ上映会in 鳥取」司会
ま~る会員  ゆうこりん
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