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「ま~る」(旧「NPO配りの会」)犯罪を経験した当事者と支援者でつくる自助グループ

ま~る(旧「配りの会」)は、刑務所出所者など犯罪を経験した当事者と、産業カウンセラー、家族相談士、精神保健福祉士、社会福祉士、弁護士などでつくる、自助グループ活動を行っているNPOです。2011年設立、刑務所から社会へ戻る方に寄り添う活動をしています。

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おしゃべり会11/20感想

   ま~るおしゃべり会感想

               シャンプー

 今日のおしゃべり会は、一年前に毎月行われていたような少人数でした。
 もう少し前は参加者が二人とかの日々が続いたそうですが、二人いればおしゃべり会はできます。この日はそれの倍以上の人がいたので、少ないとは言えません。

201511221658014ff.jpeg

 今回の参加者の話は、とても濃い内容となりました。

 まるでテレビの中のフォーラムのように専門的な話をし、そこでしかできない話をわかちあうことができました。

サクッとこの日にしたことをカタカナで箇条書きにします。
1 ピア カウンセリング(アクティブ リスニング)
2 インプロビゼーション
3 コーチング
4 ブリーフ セラピー
5 クロージング

説明します。

 ①は、仲間(ピア)で二人組になって互いに傾聴するというものです。
居場所のなさを感じる時の辛さを分かち合えたのが良かったです。
ぜんぜん違うところで生活しているのに、急に疎外感を感じる辛さは共通なんだと知ることができたのが良かったです。

 ②は即興劇と直訳されますが、ざっくり言えば小学生がやるような遊戯です。ハンカチ落としとか、フルーツバスケットとかもその部類だと思います。
緊張をほぐしたり、周りと打ち解けるためにはもってこいの出だしです。
 
 ③は、頭に名古屋を付けると高級感が出ます。
「名古屋コーチング」
元の意味は 相手の話をよく聴き(傾聴)、感じたことを伝えて承認し、質問することで、自発的な行動を促すコミュニケーション技法らしいです。

 ④も頭に男前を付けるとかっこ良くなります
「男前ブリーフィング」
 元の意味は、「簡素に」という使い方らしいです。
 ブリーフケースとは、必要最低限のものを詰め込むケース(かばん)のようです。
 
 ③と④を分ける必要は無く、「ヒーローインタビュー」という形で男前ブリーフな名古屋コーチングブリーフセラピー(短期療法)と呼ばれるものの、

 シャンプーのヒーローインタビューはこんなかんじでした。

最初に、自分がインタビューをされるに至った物語(ストーリー)を伝えます。

「刑務所暮らしを生き延びたこと。」

それにインタビュアーが質問します。

インタビュアー 「おめでとうございます。成功の原因はなんですか?」
シャンプー   「運が良かったのです。」

インタビュアー 「なぜそれができたのですか?」
シャンプー   「死にゆく例を沢山見てきたからです。刑務所ではフランクルが体験したアウシュビッツのように心が折れた人から先に死にます。」

インタビュアー 「もう少し詳しく教えて下さい。」
シャンプー   「心が折れれば安全と思われる刑務所でも死に至ります。首を吊る者がいるし、長年精神安定剤を飲み続けている者はゆるやかにまどろみつつ死にゆきます。唯一の希望は釈放できるという日が来ることがわかっていたことです。」

インタビュアー 「諦めずに続けられた理由は何ですか?」
シャンプー   「仮釈放を始め、たくさんのものを諦めましたよ。あとは命が保って時間が経てば満期出所できます。」

と、ここまで書いて、現在の刑務所で命の危険を感じることがないように思うのが常識では?と思い、自粛することにしました。あまり特殊な事例はやはりおしゃべり会の会話の中に限定します。

20151122165825970.jpeg

 普通の受刑者は、毎晩テレビを見て、月に一回は慰問の集会に出ます。
 普通の受刑者は、毎月500円分の菓子を買って食べ、祝日はビデオを見ます。
 普通の受刑者は、毎月手紙が4通は出せます。
 普通の受刑者は、生きて出所することができます。

 でも、どの受刑者も深く傷ついています。心を殺して受刑生活を送ってきた者の特効薬はやはり押し殺していた感情を吐き出せる場所、同じ思いを共感できる仲間です。
それに寄り添える者も仲間も大切です。
 最初は出所者のことをなんにも知らない人だって、今ではなんでも話せる友達になっていたりするのです。

 最後の⑤クロージングは時間があっと過ぎたので個人的感想のはずが、「当たり前」の対義語のこの一言で締めました。
 「有り難うございました。」
 です。
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